ColumnStoreのアーキテクチャ概要

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概要

MariaDB ColumnStoreは分散超並列処理(MPP, massively parallel processing)向けに設計されたカラム型ストレージエンジンです。複数の異なるコンポーネントで構成され、連携して動作します。 columnstorearchitecture 以下のコンポーネントで構成されます:

  • ユーザーモジュール:
    • ユーザーモジュールは、MariaDB Serverインスタンスと並行スケーリングを扱うためのMariaDB ColumnStoreプロセスで構成されます。MariaDB ColumnStoreストレージエンジンプラグインは、これらのプロセスの一つにクエリーを引き渡し、そのクエリーをしょりするためにSQLリクエストをブレークダウンし、1つまたは複数のパフォーマンスモジュールに処理を分散させます。最後に、ユーザーモジュールはパフォーマンスモジュールからのクエリー結果を結合し、最終的な結果セットをユーザーに返します。
  • パフォーマンスモジュール:
    • パフォーマンスモジュールはデータの保存、検索、管理を受け持ち、クエリー操作に対するブロックへのリクエストを処理し、クエリーに応えるため。処理結果をユーザーモジュールに戻します。パフォーマンスモジュールではディスクから読み込んだデータはパフォーマンスモジュールがインストーされているサーバーに、シェアードナッシングの状態キャッシュに保持されます。MPPはユーザーが多くのパフォーマンスモジュールを使って処理することで達成されています。パフォーマンスモジュールを増加させると処理性能が上がると同時にキャッシュも増加させることになります。
  • ストレージ:
    • MariaDB ColumnStoreはストレージシステムについて非常にフレキシブルです。オンプレミスで動作するときは、ローカルストレージや、SANなどの共通ストレージを使用可能です。Amazon EC2環境では、ephemeralまたはElastic Block Store (EBS)を使用可能です。シェアードナッシング環境でデータの冗長化が必要な場合、GlusterFSや Apache Hadoop Distributed File System (HDFS)を使用します。最初のAlphaリリースでは、ローカルストレージ、共有ストレージとEBS構成のみがテストされています。HDFSとGlusterFSについては、将来的なAlphaリリースでは確認もされている予定です。

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